もしも…
「なんなの…?
ちょっと待ちなさいよ!」
意味不明だったけど、
とりあえず追いかけた。
弘俊は教室をでて1番近くの
階段の踊り場にいた。
「弘俊……?」
私は弘俊の名前を呼びながら
近づいた。
弘俊はじっと私を見ながら
「お前今日どーしたの?」
さっきとメールと
同じ質問をした。
「なんか今日元気ないじゃん。
なんかあったのか?」
やばい……
「何でそー思うの?」
「や、なんとなく?
さっきだって皆と話してる時
元気なさそーだったし…」
………。
こいつなんなんだよ……。
「ハァ〜…。」
私は思いっきりため息をついた。そして…
「大丈夫だっつーの!
何もないよっ★」
弘俊は微妙な顔をしている。