もしも…


誰もいない教室は
やけに寂しくて……
勝手に涙が頬をつたっていた。

私しばらく声を抑えて泣いた。




気づくと、時刻は17時。
弘俊の部活が終わるのは
18時30分だからまだ時間がある。

私はすることがなかったので
図書館にいくことにした。






図書館は受験間際の3年生が
まだたくさん残っていた。

少しいづらかったが、
端っこの席で本をよんで時間を
つぶした。





何度も何度も時計を確認した。

でもなぜかあまり緊張は
しなかった。
答えを聞くつもりは
なかったからかもしれない。


ただ、この「大好き」っていう
気持ちを伝えたかった。











< 36 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop