もしも…
誰もいない教室は
やけに寂しくて……
勝手に涙が頬をつたっていた。
私しばらく声を抑えて泣いた。
気づくと、時刻は17時。
弘俊の部活が終わるのは
18時30分だからまだ時間がある。
私はすることがなかったので
図書館にいくことにした。
図書館は受験間際の3年生が
まだたくさん残っていた。
少しいづらかったが、
端っこの席で本をよんで時間を
つぶした。
何度も何度も時計を確認した。
でもなぜかあまり緊張は
しなかった。
答えを聞くつもりは
なかったからかもしれない。
ただ、この「大好き」っていう
気持ちを伝えたかった。