もしも…
体育館につくと、
すでに電気は消えていて
もう部活は終わっていた
んだなとわかった。
静かに校舎裏のほうに
近づくと、弘俊の背中が見えた。
そして弘俊の前には…
男バスのマネージャーがいた。
とても優しくて気の利く
かわいいこだと評判だ。
私は2人からは死角になって
見えない所から2人を覗く。
こんなのいけないことだと
頭ではわかっていても
どうしても気になって
仕方なかった。
何をいってるのかは
わからないが、
マネージャーさんが泣きそうに
なっている。
なんとなくわかった。
これは告白なんだって…。