もしも…
しかも、マネージャーさんが
一方的にやってるわけじゃない。
ちゃんと弘俊だって腕を
まわしているんだもん。
え、なに…これ。
弘俊OKしたってこと?
やだ…。
すごい私惨めに思えてきた。
私はそのあと2人を
みることなく逃げ出した。
教室につくと、私は泣いた。
2人が付き合うなんて
まだ決まったわけじゃないのに。
まだ本人に聞いたわけでも
ないのに。
でも、涙が止まらなかったんだ。
それに――――…
すでに、告白なんてする勇気は
なくなってしまっていたんだ。
それでも、今日が最後だから…
このまま会えずに後悔だけは
したくないから…。