もしも…
もしも… ‐hiroto side‐
――――――
1時間目開始5分前
ガラッ
教室のドアを開く。
「弘俊おはよー」
「お前またギリギリだなー」
「えー。遅刻しなかっただけ
マシじゃない?w」
「うぃっす!」
クラスメイトが
声をかけてくる。
俺はそれに適当に答えて
教室内を見渡した。
今日はまだユウが
きてねーな。
休み?
昨日の雪合戦のせいか?
いや。でもあいつが
風邪なんてひくわけねーし…。
結局、ユウは
1時間目は来なかった。