もしも…


なんとなく神崎の
言いたいことがわかった


でも…


「わりぃ。俺今日用事あるんだ」



教室でユウが待ってる
どっちを優先させるかなんて
決まってる






「それってユウちゃん?」






―――――え?
何でわかんの?



「…やっぱり。図星か。」





俺ってわかりやすいんか?







「まぁ…そーゆー事だから
ごめ――「じゃあ!!」」



「なおさらお願い。
少しだけでいいから―…ヒック」





神崎が泣きだした





「え、おいこんなとこで
泣くなよ。…こっちこい。」



俺は仕方なく神崎を校舎裏に
連れてった





時間は18時45分過ぎ





ユウ…
帰っちまったかなぁ





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