もしも…
2人で雪だるま作り。
なーんかロマンチック♪
とか思ったのもつかの間。
「おい!お前それ不格好すぎんだろ。もっと綺麗な丸作れよ。」
「はぁ!?あたしのが汚いってんならあんたのソレなによ。ただの雪の塊じゃない。」
「これは……芸術だ!」
「一回逝けば?」
………はい。
ロマンチックな雰囲気なんて全くありません。我ながらガキです。
「『イク』とか女がハレンチなこと言ってんじゃねーよ。」
「はい!?変換間違えだよ、バカヤロー。」
私は言いながら作りかけの雪だるまの頭を弘俊に投げつけた。
ボスッ
うん。顔面クリーンヒット☆
「てめぇ…。やったなコノヤロー!!」
弘俊が雪の塊を持って追いかけてきた。
「ギャーー」
2人で鬼ごっこ開始。(2回目)