ワタシとアナタとキミ。
「でも、やっぱり俺・・・怖い。もう1年後には俺、ここに居ないって思っただけで涙が出てくるんだよ。泣いちゃいけないって思っても・・・でも、俺はあと残りの命を少しでも延ばしたいって思う。今まで通り最後まで生き抜くことも大切だと思うけど・・・俺は、治療が苦しくても、少しでも長く生きたいって思う。」
・・・智樹はほんとに大人だね。私たちのこと心配してくれて・・・自分がこれからどうしていくかも考えてたんだね。智樹・・・。
「智樹、母さんね、智樹が決めたことは協力していこうと思う。智樹が治療したいって言うのなら、手伝っていく。1番つらいのは智樹で、母さんは智樹のつらさなんて分かってあげられないかもしれないけど・・・智樹を支えていくことは出来るから・・・。」
そう言ったときの母の顔はまさに母親だった。母のことを嫌っていたけど、その一瞬は母のことを尊敬した。
「私もっ・・・。智樹のこと、全力で支えてくっ。」
私は母や智樹のようにかっこいい台詞は言えなかったけれど・・・気持ちは母と同じだった。
・・・智樹はほんとに大人だね。私たちのこと心配してくれて・・・自分がこれからどうしていくかも考えてたんだね。智樹・・・。
「智樹、母さんね、智樹が決めたことは協力していこうと思う。智樹が治療したいって言うのなら、手伝っていく。1番つらいのは智樹で、母さんは智樹のつらさなんて分かってあげられないかもしれないけど・・・智樹を支えていくことは出来るから・・・。」
そう言ったときの母の顔はまさに母親だった。母のことを嫌っていたけど、その一瞬は母のことを尊敬した。
「私もっ・・・。智樹のこと、全力で支えてくっ。」
私は母や智樹のようにかっこいい台詞は言えなかったけれど・・・気持ちは母と同じだった。