留学日記

そして、オフィスは忙しくなった。

その時、私の進路の事で相談したかったけど、出来なかった。

出来なくてよかったと思う。

そして、送別式当日、私と10月から来た、トルコ人の女性と一緒に送別式に行った。

なぜか、バカ中国人も居たけど。

送別式の前、他のサウジアラビア人たちに、スピーチを頼まれたけど、断っておいた。
話すことなんて、無いかなって思ってたから。

先生がその亡くなった、サウジアラビア人の人のために歌ったり、言葉を送ったり、同じ国の人がスピーチしてくれた。

その人がスピーチ終えて、「彼女に送る言葉を言ってくれる人はいませんか?」と言われた。

その時、私は「言わなきゃ。前に立って、言わなきゃ、一生後悔する」と思ったので、私は、その人がいたところに行った。

私はスピーチをするつもりなかったから、断ったのに。

その亡くなった人とあんまり話してなかったのに。

今でも、不思議に思う。

何を言ってるのか、自分でもわからなかった。

顔をくしゃくしゃにして、泣きながら、言いたい事を言って。

とりあえず、言える事は言った。
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