MIRACLE STATER〜大ッ嫌いな幼なじみ〜

「あっ、おお。でも、何で髪……」


「あっ、響、電車! もうすぐ来るよ?」


初音がオレの腕を掴む。


「虹羽! ありがとうね」


「いーえ。また、月曜ね。くれぐれも響くんに襲われないようにね!」


「なっ、何言ってるのよ」


初音が顔を赤らめる。


「と、とにかく、響、行こう」


「お、おう」


オレは初音に引っ張られながら改札をくぐって、電車に乗り込む。





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