MIRACLE STATER〜大ッ嫌いな幼なじみ〜


「オレの部屋、覚えてる?」


「多分……」


中学生以来だからなぁ……。


記憶が薄れてるのは確か。


「階段上がって一番奥。先に行ってて。オレ、飲み物用意して行くよ」


「そ、そんな……気を使わなくていいよ」


「まぁ、いいから」


響がそう言って、わたしの背中を押す。





< 229 / 288 >

この作品をシェア

pagetop