MIRACLE STATER〜大ッ嫌いな幼なじみ〜


「……初音?」


様子を伺うような響の声が聞こえた。


「あ……だ、大丈夫……」


わたしは顔を上げて響を見る。


響の驚いた顔がわたしの目に映った。


そうだよね……響……。


びっくりさせちゃって、ごめん……。


そう思っていると、響の右手がそっとわたしの顔に近づいて来た。





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