MIRACLE STATER〜大ッ嫌いな幼なじみ〜
初めての感覚で何が何だか分からない。
しばらくすると、自分でも分からないくらいに体が火照り始めた。
何、これ……。
体の中から疼くような甘い甘い感覚。
頭がクラクラしてわたしは響にしがみつく。
「……初音?」
そんなわたしに気がついたのか、響が唇を離す。
途端に響の胸に顔を埋め、呼吸を整える。
体に持った熱は治まらない。
「初音、大丈夫……?」
響がわたしを座らせ、わたしの顔を覗き込んだ。