MIRACLE STATER〜大ッ嫌いな幼なじみ〜


「響、ここでいいから」


初音ん家の玄関の前でオレたちは向かい合う。


近いのもいいけど、近すぎるのも何か物足りない。


もうちょっと二人で話しながら歩きたいよなぁ……って、オレは乙女か。



「じゃぁ、明日は……」


「あら、初音……え? 響くん?」


急に玄関が開いて、初音のお母さんが出てきた。





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