MIRACLE STATER〜大ッ嫌いな幼なじみ〜
「何か用事だったかしら?」
「あっ、暗くなっちゃったから、響に送ってもらったの」
静かにしていた初音が口を開いた。
「あれ? 虹羽ちゃんのとこに泊まったんじゃなかったの?」
「虹羽のとこに泊まったよ? で、帰りに響が来て……」
困った様子の初音。
だよな……この状況で説明なんて難しい。
ってか……勝手にオレの判断で説明してもいいのかな?
いいよな? だって、オレは初音のこと、好きだし、この先も好きでいるし……。