【短編】いらない人間のころし方【MENS企画】
ナンデスト?
足を止め、事の真雁を確かめるように七千を見つめる。
両頬を両手ではさみ、「やだ恥ずかしいわ」など淑やかさを振り撒いているが。
うぅ~む。
私にはよくわからない。事はお父さんに聞くべきか。
「白ちゃんのお母さんが亡くなってそんなに経ってないけど。頑張って白ちゃんのお母さんになるから」
「……そうですか」
私は小さく「頑張って下さい」と続け七千に背を向けた。
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