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好意



あれから荒木君は塾に来てないと聞いた

たまたま見つけた荒木君の資料でここらでは優秀だと有名な公立高の生徒だということをしった。

塾内でも成績優秀で。

そんな意外な彼の一面を見つける度に胸の奥がなぜだかきゅんとして。

でももう逢うことなんてないと想うとなんだか鼻がつんっとする。

そう、今日はあたしの最後の勤務日。

冬休みが終わるんだ。

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