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あたしはこのままこの塾に講師として就職が決まってしまった。
まぁ慣れてるし良いかなー。
そんなころ時刻は午後7時45分
5分後からは荒木君の授業が入っている。
荒木君が塾長に直々に
「担当、鈴原ちゃんにしてー」
とお願いに行ったことでちゃっかりあたしの担当は荒木君。
嬉しいけど緊張するよね(笑
「なーにボーっとしてんだ」
「へっ?…きゃ…!」
「何きゃ!って(笑)せっかくあったかいの買ってきてあげたのに~」
「あ、ありがとう…」
後ろから声をかけてきてほっぺに温かい飲み物をくっつけてきた彼。
彼の登場はいつもこんな感じ。笑
「ねー授業する気…ある?」
「たぶんね~」
うちの塾はマンツーマンじゃないから3~5人一緒に授業するんだけど彼はいつも寝てるかケータイをいじるか。
進めておくようにいった問題だってまったく手をつけていない。