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「そっかぁ。じゃとりあ泣く?」


「てかあんた誰よ」


「云ったじゃん。通りすがりのイケメン(笑)」


「どこがよ」


「ひでー!俺そんなにキモい?」


「いや…あの…」


いや、結構かっこいいと云いますか、いやイケメンだとは想いますが…ってなに考えてんだよあたし


「だから彼女出来ねぇのかな〜」


「えっ彼女居ないの?」


「いませ〜ん。あ、俺時間だから行くね。これ飲んで元気出しなよ、じゃ」


「っと」


彼が投げたのは暖かいペットボトルの紅茶。


初対面の人にこんなことされるの初めてだけど彼の人柄からかなぜか嫌な気はしなくてちょっと笑顔になって紅茶の蓋を開けてみた
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