霊感
第5章

金縛り

小学生も高学年になると

いわゆる金縛りが強烈になってきた。


中学生のころは

朝から今日は金縛りになると感じ

また金縛りになるように調整もできるようになっていた。



朝から


あの重たい、そして身体から魂がぬけようとするのかふわっとする感覚。


現代医学ではただのめまいと処理されそうだけど。


貧血やめまいとはちがうんだな。

なんて言葉にしたらわかるのか。



金縛りにならないようにすることはできなかったため

枕の下におじゅづや般若心経をおいて寝た。


金縛りになり目をあけると

上に誰かが乗っていたり

私の上半身を突然引き起こしたり

ベッドのしたまで

ふわっと移動させられたりいたずらされた。


やさしい金縛りのときは

ご先祖様が現れたとき。


階段につながる部屋のドアの前ののれんがふわ~とゆれた

姿を見せるときは3人

背の高い細身のじーちゃんと
小太りで小さいじーちゃんと
にこにこしているじーちゃん。


じーちゃん達が来るときはいつもにこにこしているだけ。

すーっと引き戸をあけたりもしたが

何かを教えにきてくれた。
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