霊感
第8章
父
父が亡くなってから
父に会いにいったことがある。
こいつおかしいんじゃないか?
と思うだろうけど。
はじめての時は
あの世の大きなお寺にいた。
ここで修行しているんやと。
大きな柱にもたれていた。
「おう、きたんか」
休憩中という父が急に正座した。
白い細かい石の上
数人の高貴なお坊さんたちが
じゃり、じゃりと音をたてて
行列しながら通っていった。
父が
「修行がはじまるから、そろそろ帰れよ」
とたちあがりどこかへいったところで
現実にもどった。
ずっとこのお寺にいるわけでなく
修行をして
上の位になりながら
住む場所を移動しているようだ。
父に会いにいったことがある。
こいつおかしいんじゃないか?
と思うだろうけど。
はじめての時は
あの世の大きなお寺にいた。
ここで修行しているんやと。
大きな柱にもたれていた。
「おう、きたんか」
休憩中という父が急に正座した。
白い細かい石の上
数人の高貴なお坊さんたちが
じゃり、じゃりと音をたてて
行列しながら通っていった。
父が
「修行がはじまるから、そろそろ帰れよ」
とたちあがりどこかへいったところで
現実にもどった。
ずっとこのお寺にいるわけでなく
修行をして
上の位になりながら
住む場所を移動しているようだ。