霊感
会議が終わり

玄関をでた。

街灯にてらされる庭を見て

ゾッとした。


さっき声をかけた

男の人がたっていたところは


フェンスの外側でがけっぷち。

何もないところだった。


「ここにさっき男の人たってたあ~」

と言うか言いわないうちに

皆 「きゃあ~」

とさけびながら

それぞれの車にとびのった。

いうまでもない。


公民館や町のグランドも

昔は

火葬場があったらしいなあと



年寄りの話。

あの人、そうか

暗かったから今思えばだけど


夏の開襟シャツでなく


軍服かも・・・。
< 40 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop