霊感
山の景色がきれいな一本道を


三人であるいた。


すると

一軒の旅館のような

門構えのりっぱな家についた。


のれんをくぐり

大きな階段をのぼり


階段折り返しの踊り場あたりで

母が「K子おりなさい。

あんたはまだ子育てせんなん。

かえり。


M君(長男)もMちゃん(長女)もおるやろ。


まだはやい。

はよおりんかいね」


私は

いやいや階段をおりたところで


現実にもどった。


胸騒ぎがおさまらない。


早朝5時。
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