天使に恋した悪魔




「ぁ……ぁ……」

アランは涙目になっていた。そんな様子を私は見てニヤリと笑った。


その後、何者かの気配に気づき、私はサッと座りなおした。そして何事もなかったかのようにすました。




カチャ





「アー君.そろそろかえりましょう...まぁ!!!!!!」





死神ママはアランの顔を見て驚いた。




「すぐに拭くものを!」





母上が急いでタオルを私に手渡した。



「拭いてあげなさい」




うぇ...気持ち悪い…




「……は…はい…………」





ササッとアランの隣に行って






「アランさんったら.そんなに慌てて食べなくても誰も取りませんのに」




笑顔を撒き散らしながら。アランの顔を拭いた。
もちろん、爪を引っ込めずにね…
アランは終始怯えた様子でした。


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