天使に恋した悪魔




「だ……黙…れ………」





ビキビキビキビキビキッ!!


とたんに巨大な鋭い爪と牙がニュッと出てきて、羽がより大きくなり曼陀羅模様が浮き出てきた。




ヒュンッ
尻尾が出てきて足からも大きな爪が出てきた。
まるで龍の爪のような











「ガァアアァアアァアァ!!」





自分でも自分を抑えられなくなった。一度、咆哮してその場からバササササッ!!!!!!!!っと窓を突き破って飛び出してしまった。





理性も感情も失って炎を吐きながら刑場を襲撃した。




高ぶる感情が私を支配する。






針の山を破壊し、赤鬼たちも何匹か食いちぎった。




血の河に逃げ込んだ赤鬼を見つけて追い掛けたら、血の河に龍の姿が写った。










私だった。








「ガァアァ?!!!」




言葉も失った。














うろたえていると5人の神が私を取り囲んだ。




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