天使に恋した悪魔






「遅かったようですねぇ....全部聞いてましたか..」




ゼウスが私の泣き顔を見てしまったと言うような顔をした。












「てんめっ.いつから居た?!」




「脱走したのね!!」




「小童が!!!」




「捕らえよ!!!!」







四人の神が一斉に襲い掛かってきた。






「きゃッッッ..」




私は恐怖で目を閉じた。







「おやめなさい」






ゼウスが瞬間移動して私の前に立ちはだかった。







「でもよ!!!!!!!」




「落ち着きなさい」



「捕まえなきゃ」




「戦意はありませんよ」




「しかし、いつ暴走するか」




「今は大丈夫ですよ」




「危険すぎます」




「私が居るので安心して下さい」






ゼウスはやれやれと言う表情で呆れていた。




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