天使に恋した悪魔






「..それなんですがね...今日の地獄で襲撃事件があったじゃないですかぁ...天界では今大騒ぎですよぉ..こっちにも襲撃が来るんじゃないかって..んで.天界代表として俺がきたってわけさぁ♪」





「はっ」


アポロンは鼻で笑うと冷たく私を見据えた。












「襲撃者ならそこにいるぜ」





キリッッッ
心が痛んだ。
「襲撃者」その言葉がこんなに胸に刺さるものかとびっくりするくらいだった。










「やめて..」





アポロンはすかさず厳しい言葉を浴びせ掛けた。







「龍の化け物だぜ?!見てみろよ..醜い地獄の悪魔の娘だぜ....アレ」








ドクンッドクンッ!!!
まただ…
ドクンッドクンッドクンッドクドクドクドク……


ギリギリギリギリ…
抑えていた感情が爆発しそうになった。

私はまた感情のコントロールができなくなってしまった。


羽がバササササッとでて、爪が巨大化し.たちまち龍の爪になってしまった。




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