天使に恋した悪魔
氏神裁判
「明日の氏神裁判では5人の神と君と保護者と俺で君を裁くから」
健次はきゅっと抱き寄せて耳元でささやいた。
「私……死んじゃうのかな..」
目に涙が溢れた。
始末するとか殺処分するとかの話しを思い出したから。
「氏神裁判は神や悪魔.天使.鬼とか......つまり、人間以外を裁く裁判なんだ。最終的にはゼウスが裁きをくだすわけ...俺は意見を出すしかできないから」
健次は悔しそうに口をつぐんだ。
「ゼウスに託そう。君は聞かれた事に答えればいいから」
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