天使に恋した悪魔
赤鬼が罪人リストと罪内容を読み上げた。
「赤岩正人.一家殺害の罪」
ぁ……
知ってるこの人。前に人間界のテレビを騒がせた殺人者で警察に捕まると隠し持っていた拳銃で自殺した人だ…｡
赤鬼はおもむろに赤岩の腕をぐいっと引っ張ると血みどろのまな板に腕を押さえ付けた。
そしてそのまま腕を包丁で切り落としてしまった。
赤岩の悲痛な叫び声が響いた。
「いっ……」
私は口をふさぎ声を殺した。
赤鬼はそのまま血の河へと赤岩を投げ入れた。
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