天使に恋した悪魔
メイド達の話しによると死神との連携のために死神と悪魔の繋がりを求められらしい。
すぐ結婚というわけではないが相手が気に入りしだい婚約をするというのだ。
「そんな……」
呆然としている私を見てメイド達は慌てた様子で
「心配いりませんよッ.きっと素敵な死神ですよ」
「行きたくない…」
「そんな事言わずに.お待ちになってますよ.さッ」
メイド達は私を部屋の前に連れて来るとドアをコンコンと鳴らした。
「お嬢様が参りました」
「お入りなさい」
中から母上が言った。
ガチャ
メイドがドアを開けた。
後ろから雨宮がこっそり
「スマイル.スマイル」
乗り気じゃないけど木崎家としてお客の相手をしなければならなかった。
手を前に軽く組み、母上の座っているソファの隣まできた。
お客さんを見ないで軽くお客さんに軽い会釈をしてから座った。
それから目を閉じた。
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