大切な人
オサムの家について車から降りると


隣にきたオサムにまた手を握られて


そのまま玄関を開けて部屋の中に入ったオサムはまだ靴も脱いでない私をいきなり抱きしめた


『オサム?』


『ごめん』


『え?』


『ごめん』


『う、うん。わかったからとりあえず部屋に入ろう?』


いつもと違うオサムに少し戸惑いながら


最近買ったソファーに2人で座った


< 126 / 172 >

この作品をシェア

pagetop