大切な人
『じゃあ私にオサムの分払わせてくれる?』


すごい可愛いけど簡単に決められるような値段じゃない


『え?』


『だって……』


だけど決めようとしてくれてるオサムに高いからやめようとも言えないし…


『アヤが気にしてる事はなんとなくわかる。でも俺からプレゼントさせてよ。就職祝いとしてでもいいから』


『……本当にいいの?』


『うん。だって俺が欲しい物だし』


『ありがとう』


私がそう言うとオサムはすぐに店員さんと話し始めた


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