浮気性の彼
「つーばーきー!」
キーン…!
「ちょっと待っててっ」
もう、こんな時間か…相変わらず、声でかいんだから。
苦笑いしながら、三分ほどで制服に着替えて、パンを加えたまま外に出た。
「うぉへん」
「何て言ってんのか分かんないわよっ
パンをくわえてこない!」
「らってぇ~」
もう、と呆れてる亜依を目の前にして、私は、パンをもぐもぐと食べ始めた。
「ふぅ…食べ終わったよっ亜依!」
「いや、そんな自慢気に言わなくて良いから。」