浮気性の彼
道行く人達は、通路にずるずるとしゃがみこみ、泣きわめいてる私を見てヒソヒソと話してる。
「どうしてっー!? わぁぁあああ」
ーーーーー…
ーーー
どのぐらい時間がたったのだろう…
近くの公園でさっきまで遊んでいた子供達が一人もいないのを見ると、恐らく随分と時間がたったのだろう。
……いつまでもここにいても仕方ない。
足をグッと踏ん張って立ち上がろうとしたけど、
「立てない…」
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