浮気性の彼


足が震えて立ち上がることが出来ない。


どうしよう。




「大丈夫?」



その時、上から低い声が降りかかった。


「え…?」


顔をあげると、綺麗な男の人の顔が飛び込んできた。


その手には黄色のハンカチが握られている。



「良かったらこれ使って?」



そうだった!私、泣き張らしてたから目が腫れてるかも…


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