王子様はご主人様!?


「宮澤も分かったか?」



「………」


「宮澤っ!!」


「……」


一切反応を見せない宮澤を見る


宮澤はどこかに意識が飛んでいるようだ。


「宮澤っ!!」



「ふえっ!?」


ふえって…(笑)


「……えっ…と。何か?」



「はぁ―…、何かじゃないだろ?」



宮澤が苦笑いを浮かべて、加賀を見る


「全くお前は……」


呆れたような表情を浮かべる加賀に、少し頬を膨らまして睨んでいる宮澤


「今日の放課後、俺のところに来い。」


「はい?なんでまた。」



「いいから来い。じゃあ、主席を取るぞ―」



加賀も宮澤をシカトして、話しを始めた


宮澤はただ「?」を浮かべていた



にしても…俺と宮澤が一緒に呼ばれるって……



一体何なんだ…?




< 16 / 348 >

この作品をシェア

pagetop