王子様はご主人様!?


そんな俺を見ながら、動きが止まった宮澤


「どうかした?」


「あっ、ごめん。行こっか」


職員室に向かう廊下を2人で歩く



「あ、あの……」



「え?」



「そんなに、見られると…ちょっと……」


さすがに気になる…


「えっ!」


驚いた表情を俺に向ける



まさか、無自覚?


「ご、ごめん!あのっ…「ふっ……」


「…えっ?」



口元に手を置いて、一応笑いをこらえた


「あっ、ごめん。宮澤さんってなんか可愛いなぁ―って思って」


これはちょっと本音


「か、可愛いっ?!///」


あ、れ?意外な反応…。



「うん。凄く可愛いよ。見た目もだけど、中身も凄く可愛い」



「っうっ///」



真っ赤に染まる頬



う…わっ……


マジで意外なんだけど……


こんなの言われなれてるのかと思ってた…



見た目からして、お嬢様という言葉が似合っている女


でも綺麗と言うより、可愛い感じ。



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