王子様はご主人様!?


「うぅ〜〜」



口を尖らせて、すねる綾香


「沢田もわざわざ悪かったな。」



「別に……」



「じゃあ、俺もう行くから」


「えっ!?どこに!」



綾香が止めるのも聞かずに、控え室に向かった



そろそろ休憩入ってもいいだろ?



「お疲れ〜。休憩入ってもいいよ♪」


目標金額に達したのか、ニコニコした成田がやってきた


「当たり前だ。もう休む」




これ以上、ホストなんてやってられるかっ


ネクタイを緩める



「そんな疲れた輝くんにプレゼントですっ!」



「は…?」



「ほら、入って入って!」



グイグイと腕を引き、入ってきた



「……なっ!!」



中に入ってきたのは、フリフリのスカートにヒラヒラの服を着ている花梨だった


な、なんだよ//これっ///


言葉もなく、見てしまう



「見ないでよ〜〜///」



顔を隠して、うつ向く花梨


いやいや。見るなって言う方が無理だろ……



< 204 / 348 >

この作品をシェア

pagetop