王子様はご主人様!?
「うぅ〜〜」
口を尖らせて、すねる綾香
「沢田もわざわざ悪かったな。」
「別に……」
「じゃあ、俺もう行くから」
「えっ!?どこに!」
綾香が止めるのも聞かずに、控え室に向かった
そろそろ休憩入ってもいいだろ?
「お疲れ〜。休憩入ってもいいよ♪」
目標金額に達したのか、ニコニコした成田がやってきた
「当たり前だ。もう休む」
これ以上、ホストなんてやってられるかっ
ネクタイを緩める
「そんな疲れた輝くんにプレゼントですっ!」
「は…?」
「ほら、入って入って!」
グイグイと腕を引き、入ってきた
「……なっ!!」
中に入ってきたのは、フリフリのスカートにヒラヒラの服を着ている花梨だった
な、なんだよ//これっ///
言葉もなく、見てしまう
「見ないでよ〜〜///」
顔を隠して、うつ向く花梨
いやいや。見るなって言う方が無理だろ……