王子様はご主人様!?


「昨日の交際宣言、なかなかだったぞ―っ」


「………」



ニヤニヤ笑う蒼依をシカトして、席に向かう



「お―いっ!シカトすんなよ!」


俺の後を追いかけて、俺の近くの席に座った



「なぁなぁ、なんで突然交際宣言したんだ?」


興味津々だな……



「何でって、イヤじゃん。俺の女なのに、他の男が見るのって。」



「………」


だからわからしたまでだ。


花梨には俺がいるんだ。ってことを…。



「……んだよ。」



口をポカーンと開けて、首を振る蒼依を睨んだ


「お前、本当に輝か?」


「は?意味わかんねぇ―んだけど……」


こいつは一体何が言いたい。



「お前って…ツンデレだったんだな。」


「……は?」



「前から思ってたけど、今改めてそう実感した。」


はぁ―…



バカすぎて、反抗する気さえおきない。


俺がツンデレ?


ないない。あり得ない。



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