王子様はご主人様!?

｢昨日、前生徒会長の話しをしてた時、様子が変だったから｣



心配そうな瞳があたしを見つめる


――キュン


やっぱりイイ人



あんな些細なことさえ気づいてくれたなんてっ！



｢ちょっ、ちょっと苦手で……｣



告白を何度も断ってるとは言えなかった……



｢苦手…か……｣



ボソッと呟くようにして輝くんが言った


や、やばっ！



もしかして印象悪かった！？


｢あ、あのっ…｢意外だね。｣



｢え？｣



意外…ですと……？



｢宮澤さんって誰にでも公平に優しい人だから、苦手な人がいるってなんか意外｣


｢そ、そうなのかな？｣



｢でも、宮澤さんの新たな一面が見れて、僕は嬉しいな。｣




｢っ///｣



こ、これはいい感じじゃない！？


少なくとも、輝くんには悪い印象を与えてないし……


｢ひか…｢入ろっか｣



｢えっ……｣



――ガラッ


あっ……



――甘い時間終了…