王子様はご主人様!?


棚に資料を年代順に並べる


――ガラッ


「えっ…?……っ」



ドアの開いた音が聞こえて振り向いた


そこに立っていたのは……


「っ……」


驚いたようにあたしを見る輝だった……


久しぶりに合った輝との視線に息を飲んだ



「「…………」」


2人とも口を開くことはなく、時間が止まったように固まった……



そんな中、先に口を開いたのは輝だった。



「資料室の片付けなら、俺一人でするから…」


……え



「お前は帰っていいよ。」


「そんなっ……」


「俺が頼まれたことだから。」


「で、でも……」



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