王子様はご主人様!?
譲れないモノ-輝Side-
「っ!!」
――ドンッ!!
おもいっきり壁を殴った
あんなことが言いたかったわけじゃない……
あんな風に傷つけるつもりなんて無かった……
ただ……
『別れ…ればいいじゃない……』
そう言われた瞬間、頭が真っ白になっていて気づいたら……
花梨を泣かせていた……
一番見たくない表情に……
一番させたくない表情に……
間違いなく、させたのは俺だ……
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