王子様はご主人様!?


こんなヤツに教わるなんて、死んでもイヤっ!


ってか下心見え見えだからっ!!



「遠慮しなくていいよ。僕とキミとの仲じゃないか。」


「ほ、本当にいいです…」



あんたとの関係って何だよっ!!



本当に勘弁して……



今すぐにでも殴りたい気持ちを必死に押さえつけ、ただ体を縮めた



「ほら、ね?遠慮しないで…」


耳元で囁かれる声が気持ち悪い……


「ほら…「いいですよ…」



――グイッ


えっ……



突然、後ろへと引かれた腕



「これくらいなら、前会長の手を煩わせる必要もないので…。2人で大丈夫です。」


顔を上げると、ニッコリ笑って前会長を見ている輝くん



「し、しかし……」



前会長もしぶとい……




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