王子様はご主人様!?


「大事にしろよな。花梨のこと……」



「当たり前だ」



「っ///」



ねぇ―…あたしって幸せモノだね?


こんなにたくさんの人に、応援してもらってるんだから。



「じゃあそういうことで。会場の皆さんには混乱させてしまい、すみませんでした。引き続きパーティーをお楽しみください♪」



そう言って、何故か蒼依くんが仕切っていた



――――――――――……



「お前よかったの?パーティー抜け出しちゃって」



「うんっ。今日は特別にお父さんもお母さんも許してくれた」


「そっか……」



そっと手を繋ぎながら、歩いているあたしたち


「あのさ……」


「ん?なに?」



「花梨に会ってほしい人が居るんだ……」



「えっ?」


「ちょっと時間いいか?」


「う、うん?」



会ってほしい人?


輝は携帯を開き、どこかに電話をかけ始めた



< 314 / 348 >

この作品をシェア

pagetop