王子様はご主人様!?
「大事にしろよな。花梨のこと……」
「当たり前だ」
「っ///」
ねぇ―…あたしって幸せモノだね?
こんなにたくさんの人に、応援してもらってるんだから。
「じゃあそういうことで。会場の皆さんには混乱させてしまい、すみませんでした。引き続きパーティーをお楽しみください♪」
そう言って、何故か蒼依くんが仕切っていた
――――――――――……
「お前よかったの?パーティー抜け出しちゃって」
「うんっ。今日は特別にお父さんもお母さんも許してくれた」
「そっか……」
そっと手を繋ぎながら、歩いているあたしたち
「あのさ……」
「ん?なに?」
「花梨に会ってほしい人が居るんだ……」
「えっ?」
「ちょっと時間いいか?」
「う、うん?」
会ってほしい人?
輝は携帯を開き、どこかに電話をかけ始めた