王子様はご主人様!?
「はあ?ペットがアシスタント?……ははんっ。そういうことね。」
ニヤリと笑みを俺に向けてくる
「宮澤花梨のことだろ?」
「ふっ…よく分かったな。」
会長と副会長……
つまり会長を支えるアシスタント…みたいな。
「まぁな。話しの流れからして、確かに花梨の奴は面白いよなぁ―…」
…は?花梨?
「何でお前、呼び捨てなんだよ。」
「ん…?あぁ―…、たまにパーティーとかで話すからな」
パーティー…?
「……そういうことか。」
こう見えても、こいつは高級料亭の1人息子だったな。
バカすぎて忘れてた…
「で?つーことは宮澤が副会長なんだ。まぁ、だいたい察してたけど。」
「あぁ、俺の足を引っ張らなければそれでいいけどな。」
「ふっ……」
「……んだよ。」
何か考えついたような笑みを俺に向ける