王子様はご主人様!?


「やっぱりお前、おもしれぇなっ。」



ふっ…と無邪気な笑み



「っ///し…知らない……」


な、何よ……



どうしたのよ……


ドキドキなんてあり得ないのに……



こんな悪魔に……



こんな俺様に………



ドキドキなんて間違い…


ただ、戸惑ってるだけよ……



王子様とのギャップがあったから……



そう…ただそれだけ……



「ほら。早く終わらせるぞ。」



ん―っ!と言いながら背伸びをして、ファイルの前に座った


「ひ…卑怯だ……」



「は?何が…?」



「べ、別に……」



そんな無邪気な笑顔されたら、憎めないじゃん……



「じゃあ―…まずはこれから片付けるか」


プリントをヒラヒラと舞わせる



「あぁ、球技大会ね。」



プリントに書いてある文字に目がいった



1年に一度だけ全校あげての行事



もうそんな時期なんだ―…


「で、何がいい?」



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