王子様はご主人様!?
「どうかした?」
「あっ、ごめん。行こっか」
意識が飛んでた……
それにしても、本当に完璧な人だよな―…
職員室に向かう廊下で、隣をチラッと見る
スポーツだってずば抜けて一位だし。
この学校の特待生だし……
どこか神秘的なところも素敵…
「あ、あの……」
「え?」
「そんなに、見られると…ちょっと……」
「えっ!」
あ、あたし、そんなにガン見してたの!?
「ご、ごめん!あのっ…「ふっ……」
「…えっ?」
口元に手を置いて、笑った輝くん
「あっ、ごめん。宮澤さんってなんか可愛いなぁ―って思って」
――ドキィっ!
「か、可愛いっ?!///」
あ、あたしが!?
しかも、そんなことをあの輝くんに言われるなんて///
「うん。凄く可愛いよ。見た目もだけど、中身も凄く可愛い」
「っうっ///」
あたし…ここでもう死んでもいいかも……