王子様はご主人様!?


「ひ、輝くんだってカッコいいよっ…。凄く優しいし」



「ははっ。ありがと。」



――ドキッ


やっぱりカッコよすぎ……


「やっぱり王子様だ……」



「えっ?」



っ…!


心の声が漏れてたっ!



「い、いやっ!みんなが、王子様みたいで好きって言ってたからさぁ―」



「…王子様みたい…か…」


ボソッと呟くような声



「…輝…くん?」



なんかあたし、失礼なこと言っちゃった!?


「あの…「ほら、着いたよ。入ろう」



いつの間にか着いていた職員室のドアに、輝くんが手をかけていた



< 8 / 348 >

この作品をシェア

pagetop