王子様はご主人様!?
「ひ、輝くんだってカッコいいよっ…。凄く優しいし」
「ははっ。ありがと。」
――ドキッ
やっぱりカッコよすぎ……
「やっぱり王子様だ……」
「えっ?」
っ…!
心の声が漏れてたっ!
「い、いやっ!みんなが、王子様みたいで好きって言ってたからさぁ―」
「…王子様みたい…か…」
ボソッと呟くような声
「…輝…くん?」
なんかあたし、失礼なこと言っちゃった!?
「あの…「ほら、着いたよ。入ろう」
いつの間にか着いていた職員室のドアに、輝くんが手をかけていた