恋愛上等
俺は奈々を掴み
「ちょっと…!…待ちなさい」
そんな言葉は無視で…
体育館を出た。
「…はあ。何考えてんの拓海は…!?」
何って……
「美来の話し。」
当たり前だろ…!!
「はいはい。」
「で…?いつからいねぇワケ?」
「それが―…集会の前からなんだよね」
今が8:47かあ…
「集会始まったのいつだっけ?」
「ん〜……15分じゃない?」
結構な時間経ってるよな…
「しかも。可憐もいないんだけど」
「可憐…?……あ、あいつか…。マジかよ…」
あいつ…本当に厄介な奴。