恋愛上等
【ハッ】
目を開くと…
あたしは保健室のベッドの上。
あ…
頭痛い…
これが現実だ。
あたしは拓海と別れた、それが現実―…。
「美来…?」
あたしは声のする方を見た。
「…………………………。」
嘘…
「た………くみ?」
「お、おう…。頭大丈夫か?お前体育館で頭打ったぞ?……まあ、大丈夫だな。じゃあ…俺行くわ…」
「ありがと…ね?…うん。ばいばい」
あ…
行っちゃうよね
あたし元カノだし。
はは……
何か期待してバカみたい。