恋愛上等

【ハッ】


目を開くと…

あたしは保健室のベッドの上。


あ…


頭痛い…


これが現実だ。


あたしは拓海と別れた、それが現実―…。


「美来…?」


あたしは声のする方を見た。


「…………………………。」









嘘…


「た………くみ?」


「お、おう…。頭大丈夫か?お前体育館で頭打ったぞ?……まあ、大丈夫だな。じゃあ…俺行くわ…」


「ありがと…ね?…うん。ばいばい」


あ…


行っちゃうよね


あたし元カノだし。


はは……


何か期待してバカみたい。
< 44 / 68 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop